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その1 こだわりの空間デザイン

オンリーワンの洗面室のつくり方。

既製の設備では少々物足りない、暮らし方に合わないという場合、好みやスタイルに合わせて空間まるごとオーダーメイドすることができます。ここでは、洗面室を例にとってお話ししましょう。

お宅では、洗面室をどんなふうに使ってみたいですか。ホテルのように洗練されたパウダールームに。お客様にも使っていただけるハレの空間に。お風呂上がりにビール片手でくつろげる空間に。洗濯やアイロンがけもできる家事室に…。そんなすべてを叶えるのが、造作によるリフォームです。デザインで言えば、無垢板のカウンターに陶器のボウルを置いて、真鍮のカランを取り付けたり、お手入れしやすい人工大理石で洗面台まわりをトータルに演出することもできます。

では、オリジナルの洗面室はどのようにつくるのでしょうか。それは徹底したヒアリングから始まります。たとえば、ドライヤーを左手で持つなら、コンセントは左側に。腕を伸ばさず、ひじを曲げて手を洗う習慣があれば、洗面台はやや高めに。メイクをするなら、椅子はもちろん、化粧品やコットンなどの置き場所も必要になります。このようにプライベートな生活行動をつぶさにお聞きし、何度も打ち合わせと図面修正を繰り返し、オンリーワンの空間ができあがります。

  • 天板はガラス。下部の物置台は大理石。天板はガラス。下部の物置台は大理石。
  • 置き式ボウル。収納はナラ練り付け。鏡に間接照明を配した。置き式ボウル。収納はナラ練り付け。鏡に間接照明を配した。
  • 天板は御影石。足が入るように下部収納の一部をへこませている。鏡は3面鏡。天板は御影石。足が入るように下部収納の一部をへこませている。鏡は3面鏡。

どんなご要望にもアイデアとエネルギーを注ぎ込むわけですが、残念ながらすべてのお客様に手放しで喜ばれるわけではありません。満足と不満足をわける要因は、何か。それは、「お客様のこだわり」にあるように思います。「素材は絶対コレ」「デザインは○○風で」「価格の上限は譲れない」など、なんでもいいんです。何か一つ、強いこだわりをもってオーダーいただくと、結果的に大変満足していただけるようです。なかには、「ネットで見つけた海外製品を取り寄せてほしい」と具体的に示されるお客様も…。建築家と違い、私たちの仕事はお客様の要望を100%満たすことですから、そういう熱心な取り組みがより良いものづくりにつながります。

部材の一つひとつを吟味して造作した空間は、お客様に愛着をもって使っていただけますし、施工後もずっとおつきあいできます。そんなところにも、この仕事のやりがいを感じますね。

お話を聞いた人 … 池田 禎治さん(建築内装設計施工を手がける東邦家具株式会社 代表取締役社長・一級建築士)

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