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Trend & topics トレンド&トピクス16『アート』で個性豊かな住空間に

“自分らしさ”の象徴があなたにとっての一番の作品

とかく時間に追われがちな日々のくらしで、自宅に安らぎを求めない方はいないと思います。ふっと息をつける“自分空間”を創り上げるために、リフォームという選択肢を選ぶ方が多いのではないでしょうか。
 
ただ、工事が終わって引き渡しが完了し、美しく仕上がった床壁天井を目の前に過ごすことが、自分空間創造のゴールではありません。むしろインテリアに関しては出発点だと言えます。

西川慎「月映」(鋳造ガラス)

リビングに一枚あるだけで、ぐっと魅力的な空間を生み出します。

カーテンや照明、家具などの生活必需品を、新たな生活に用意し忘れる方はいないと思いますが、そこに居を構える人の特色、“ならでは”を表現するにはなにか足りない気がします。過剰なアピールをせずとも自分らしさを演出し、ゆとりややすらぎをそっと感じさせてくれる存在はないものでしょうか……。
「そうした理由で『アート』に目を向ける方が多いのですが、同時におもわず構えてしまうのも事実。アートというのはとても個人的なものです。
自身の感性に正直に、心にすっとフィットするものを選べばそれでいいのですよ」

お話を伺った株式会社アートフロントギャラリーの藤本俊幸さんによれば、どうやらアートに理屈はなさそうです。“完璧な空調管理のもとで保管される、美術館クラスの芸術作品こそが鑑賞するにふさわしいアート”、または“高値で取り引きされ、一部の富裕層のみが取り扱える金融商材”といったイメージをお持ちの方は、アートに対する誤解を拭い去った方がよさそうですね。

とはいえ、いざ芸術作品を飾りましょうと言われても、お金をかける勇気どころかどうやって選べばよいのか見当もつかない方が多いと思います。「皆さん気にされるのはご予算。絵画に例を挙げると、平均してだいたい10万円もあれば、額も含めてその空間にマッチした一枚を選べます。私の経験上、3万円の絵を3枚購入するよりも、『これ!』といった1枚を選んだ方が、よりその絵への想いが強まって、住空間への愛情も深まると思います」

撮影:Nacàsa & Partners Inc.撮影協力:ヤマギワ株式会社
撮影:Nacàsa & Partners Inc.
撮影協力:B&B Italia Store Tokyo
撮影:Nacàsa & Partners Inc.撮影協力:ヤマギワ株式会社
撮影:Nacàsa & Partners Inc.
撮影協力:ヤマギワ株式会社
生田丹代子「空-4」(積層ガラス)
生田丹代子「空-4」(積層ガラス)
絵画や版画のみならず、ガラス細工もインテリアにマッチしやすいアートのひとつ。クオリティが高い日本人アーティストの作品が人気です。

自分なりのアート=ゆとりを表現

また、“アートのリフォーム”といった手法もあります。気に入った絵を長く飾っていたけれど、だんだんと見慣れてきた、むしろ見飽きてきたとします。そんなときは額装を新しくするだけで、雰囲気がガラリと変わるもの。色味や材質はもちろん、絵に対する額の大きさを変えるなどの工夫は自由です。正解は自分で決めるものですからハズレはありません。
それでは具体的にどうやって選べばよいのか、いざほしいと思ったときにどうすれば手に入れられるのでしょうか。
「そのマッチングを果たすために私たちがいます。お客さまにアートをご紹介するとき、間取り図をご用意いただくだけでなく、直接ご自宅までお邪魔することも多々あります。照明やカーテンと同じく、皆さんと共に生活するものですから、まず生活スタイルありきで選ぶことが必要です」

元来、日本文化の中にはアートの概念が根づいていました。掛け軸で客人へのもてなしを、庭石で四季折々の季節感を、目に見えない“心”を表現するのにアートが不可欠だったのです。

「屋内に飾るアートといえば、絵画を思い浮かべる方がほとんどでしょう。別に絵でなくても、それこそ光や空、音など、目に見えないものをアートだと“言い張る”ぐらいが、自分なりのアート=ゆとりを表現するのにちょうどよいかもしれませんね」

個人邸 設計・コーディネート 株式会社ikg
個人邸 設計・コーディネート 株式会社ikg
自分らしさを表現した作品との出会いの場所、アートを楽しむ環境づくりが大切です。
アートフロントギャラリーでは、さまざまな種類のアート作品を常時ご覧になることができます。
アートフロントギャラリーでは、さまざまな種類のアート作品を常時ご覧になることができます。

あなたにとって一番のアート

家づくりにも同じことが言えそうです。窓の取り付け位置を決め、光や風の通し方など、普請を中心に考えれば、建築(リフォーム)も立派にアーティスティックな行為となりえます。自分好みの空気感や雰囲気を実現するのに、自身の内面に根づく美的感覚はとても大切な要素なのです。

「アートとはそれ単体で主役となりうる存在です。極端な例ですが、アートありきで内装や外装を決めていってもいいでしょうし、そうやって心地よいリフォームを実現したお客さまをこれまでに何度もお世話させていただきました。

先にも言いましたが、アートはとても個人的なものです。感性にフィットするか否かはだれにも決められません。自身で決めてもらえばいいものです。リフォームが自分でしか創り上げられないオリジナルの集合体であるように、絵画や彫刻、光や音などによって、住んでいる人の生活風景や人間性を思い浮かべることができるもの。それがあなたにとって一番のアートなのだと思います」

〔取材協力〕 株式会社アートフロントギャラリー 代表取締役 藤本俊幸さん http://www.artfront.co.jp/

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