住まいづくりの新くふう

Home住まいづくりの新くふう > 将来の住まい

積水ハウスの事例 住まいづくりの新くふう7 将来の住まい 将来に備えた、住まいづくりの提案。セカンドライフを迎える定年前後は、リフォームや新築を考える好機でもあります。その際、今の暮らしだけでなく、将来の暮らしにも配慮しておきたいもの。今は元気でも十年、二十年後には身体の機能が衰えていきます。ずっと安心して住み続けられるような住まいづくりをしましょう。

移動しやすい工夫

つまずきやすい段差をなくす。

高齢になると足腰が弱くなり、ちょっとした段差にもつまずいて転倒しやすくなります。とくに危険なのは、認識しにくい微妙な高さの段差です。洋室と和室の間、浴室と洗面室との間など、よく通るところの段差はなるべくフラットに。目安として5mm以下に抑えるようにしましょう。

歩行動線上の段差は5mm以下に。

廊下や階段には歩行を助ける手すりを。

手すりがあると、廊下や階段を移動するときも安心です。手すりを取り付けるときは実際に歩いてみて、伝い歩きしやすい高さを設定します。階段の片側に取り付けるときは、"降りるときの利き腕側"に取り付けるといいでしょう。また、手すりの太さも、実際にいろいろ握って確かめることが大切。積水ハウスでは、高齢者も子どもも握りやすい直径34mmの手すりを提案しています。

廊下の幅は、ゆとりをもたせて。

人ひとりが通るためには、廊下の有効幅(壁の表面から表面までの距離)は最低60cm必要です。さらに、気持ち良く通るには85cm が必要といわれています。廊下の幅をゆったり確保しておけば、車いすにも対応できて将来も安心です。

通行するために必要な廊下の幅の目安

通行するための有効幅は60cmですが、気持ち良く通るには85cm必要です。

荷物を持って通るには、85cm必要です。

車いすで通るための有効幅は80cm。気持ち良く通るには120cm必要です。

pagetop

使いやすい工夫

少ないアクションでラクに操作。

ふだんは意識せずに行なっているドアの開閉。でもじつは、ドアノブは「握る・まわす・押し引きをする」という3つの動作が、レバーハンドルは「下げる・押し引きをする」という2つの動作が必要です。ワンアクションで開閉できるプッシュプルハンドルなら、年齢とともに握力などが衰えてもラクに操作できます。

ドアノブ

「握る・まわす・押し引きをする」の3つの動作。

ドアノブ

レバーハンドル

「下げる・押し引きをする」の2つの動作。

レバーハンドル

プッシュプルハンドル

押すか引くかのワンアクションで方向も変わらず、指先を使わず操作できます。

プッシュプルハンドル

トイレの立ち座りを助ける。

トイレに手すりがあると、立ち座りによる身体的な負担もぐんと軽くなります。積水ハウスオリジナルの「トイレ棚手すりM」は、手すりを「握る」、棚に「手をつく」、棚に「手をかける」という一連の動作をやさしくサポートします。

トイレ棚手すりM

pagetop

わかりやすい工夫

暗くてもわかりやすいように。

高齢になるとトイレが近くなり、夜中に行く回数も増えます。そんなとき、暗闇では何がどこにあるかわかりません。暗くてもあかりが灯る「ホタルスイッチ」なら、すぐに照明をつけることができ、安心してトイレに行くことができます。

ホタルスイッチ

ホタルスイッチ

足元のあかりの確保。

つまずきやすい階段や廊下には、足元灯をつけるとより安心です。積水ハウスの「LED階段照明」は、手すりのタッチスイッチに触れると、階段の一段ずつが浮かび上がるように照らされ、階段の移動をやさしく導きます。

LED階段照明

LED階段照明

pagetop

事故を防ぐ工夫

ヒートショック対策をしっかりと。

ヒートショックとは、室温の温度変化により、脈拍が速くなったり、血圧が急激に変化すること。とくに高齢者や血圧の高めの人は、脳出血や脳梗塞、心筋梗塞につながる危険性があります。

 

家中の温度差をなくす。

ヒートショック対策の第一は、家中の温度差をなくすことです。窓や外壁、天井などの断熱改修をほどこすと、家全体の断熱性能が高まり、各部屋の温度差も小さくなります。

 

階段には、踊り場を。

年齢を重ねても安全に上り下りできるように、階段の踏み板は奥行きを広くとり、勾配もゆるやかに設定することが大切です。また、万一の踏み外しに有効なのが、踊り場です。踊り場のある回り階段なら、上階から下階まで一気に転落するのを防ぐことができます。

階段には、踊り場を

ぶつかるところは安全に。

高齢になるとバランス機能が低下し、よろけやすくなります。階段、玄関、浴室、トイレなど、要所要所に手すりを取り付けておくと、体のバランスを支えることができます。さらに体勢をくずした拍子に手足をぶつけてもケガをしないよう、部材の「角」にも目配りしたいものです。たとえば、階段の笠木や廊下のコーナー部分に丸みをもたせると、安全性が高まります。

丸みをもたせた巾木のコーナー部

丸みをもたせた巾木の
コーナー部

階段笠木は角をなくして、丸みをもたせて

階段笠木は角をなくして、丸みをもたせて

浴室やトイレにも暖房を。

ヒートショックが起こりやすいのは冬場で、とくに北側の寒い場所にある洗面・浴室やトイレは要注意です。たとえば風呂に入るとき、寒い脱衣場で服を脱ぎ、熱い湯につかると、血圧は急激に上昇してしまいます。ヒートショックを防ぐために、脱衣室と浴室を温める温風暖房やトイレ暖房などを取り付けることをおすすめします。

介護リフォームをするときは、公的補助を利用しましょう。

万一、家族が介護を要する状態になり、手すりの取り付けや段差解消工事などが必要になった場合、介護保険制度の公的補助を利用することができます。申請手続きをすれば、介護のための住宅改修に最高20万円(1割自己負担)まで資金援助が受けられます。このほか、各自治体では住宅改修に対する助成金を支給しているところもあります。